アメリカ留学を考えている方の中には、せっかくなら現地で働いてみたいと思う人も多いと思います。それを実現できるのがOPT(Optional Practical Training) です。
私もコミュニティカレッジを卒業後にOPTを申請し、ハワイで働くことができました。
この記事では、これから留学する人向けに OPTとは何か・申請方法・条件・仕事の探し方 などを詳しくまとめていきます☝️
当ブログは私の経験をもとに記載しております。
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OPTとは?
OPT(Optional Practical Training)は、F-1学生ビザでアメリカに滞在する学生が、学んだ専攻分野に関連する仕事を実際に体験できる制度です。
- 期間:最大12ヶ月間(STEM専攻ならさらに24ヶ月延長可能)
- 場所:アメリカ国内の企業・団体など
- 雇用形態:フルタイムでもパートタイムでも可能
つまり、学生ビザを持ったまま合法的に働けるチャンスなのです。
OPTをやるメリット
私はOPTをやってよかったなと思います。理由は
- 留学でしかできない経験をすることができる
- 留学中にお金が稼げる(F-1ビザ中は基本働けないのに)
- 実用的、ビジネス英語が学べる
実際に海外に住んでいる人と働くことは楽しいこと辛いことどちらもありますがとっても良い経験となりました。学生生活では見えなかった海外の一面も見れたり、働き方の常識も変わります。
またお金が稼げることは海外で生活する上でとても重要です。留学で使った大量のお金を少しでも回収するチャンスでもあり、アメリカで学んだことを活かして自分のスキルを上げるとても良い機会だと感じます。
また職場で使う英語が学べるのも大きなメリット。友達同士ではなく、ビジネスとして使う英語、また現地の人が使う自然な英語はネイティブと話すことが一番です。私は今の職場で働き始めてから英語力がまた一段階上がったなと強く感じます。
ドルで稼ぐことで円とドルの関係をものすごく意識するようになりとても良い社会勉強になりました。円安になったり円高寄りになったり。それぞれ理由があることにも気づき、なんとなく予想がつくようになりました。また円安の自分へのメリットやデメリットも考えるきっかけになりました。
OPTの申請条件
- F-1ビザでフルタイム学生として1年以上在籍していること
- 専攻分野と関連のある仕事に就くこと
- USCIS(アメリカ移民局)に申請して承認されること
特に大事なのが「専攻と関連性」。
例えば、理学療法を学んだ学生なら病院やリハビリ施設で働くことはOKですが、カフェ店員はNGということになります。コミカレでよく留学生が入るリベラルアーツを卒業した方は割と幅広い職を選ぶことができます。
OPTの種類
OPTにはいくつかの種類があります。
- Pre-completion OPT:在学中に働くOPT)
- Post-completion OPT:卒業後に申請し、最も多く利用される
- STEM OPT Extension:理系専攻ならさらに24ヶ月延長できる制度
一般的に多くの留学生は、卒業後に1年間働けるPost-completion OPTを使います。
申請の流れ
- 学校の国際オフィスに相談 (Inaternational Center)
→ 卒業数ヶ月前からOPT申請の準備を始めます。 - I-20の更新
→ 学校からOPT用のI-20を発行してもらう必要があります。 - USCISに申請書類を提出
- Form I-765(雇用許可申請)→私の場合は学校側が作ってくれました
- パスポートコピー、I-94、I-20、写真など
- EADカード(Employment Authorization Document)が届く
→ これが手元に届いてから、ようやく働き始められます。
待っている間はUSCISのウェブサイトで自分のケースの状況を見ることができます。myUSCISの登録が必要なので詳細は学校に聞くのが安全です。
💡 注意点:申請から承認まで 2〜3ヶ月以上かかることが多いです、。私の場合は学校から夏学期で申請する日人が少ないから早いはずと言われていました。申請自体も申請できるタイミングになってからすぐに申請をしましたが、結局4ヶ月かかりました。申請のタイミングも承認までの時間が変わるようなので、申請できる期間になったらすぐに申請できるように準備しておくと良いですよ!
OPT中のルール
- 失業期間は最大90日まで(それ以上だとステータス喪失の可能性あり)
- 働く仕事は専攻と関連性があること
- 住所や雇用先の変更はSEVISで報告
- フルタイムまたはパートタイムで就労可能(週20時間以上)
仕事の探し方
- 学校のキャリアセンター:求人情報や履歴書添削をしてくれる
- オンライン求人サイト:Indeed, LinkedIn, Glassdoor など
- 人脈(Networking):教授や同級生、インターン先からの紹介

私の場合は学生の間に臨床実習があったから、実習で行った場所でできるだけ卒業後に働きたいことをアピールしました。また人脈がとても大事で、先生経由で紹介してもらったりと学生の間にできる限りのことをしました。特に専門分野系はOPTでの就職の難易度が高い傾向です!
場所にもよるけど、ハワイは狭いコミュニティだからできるだけ学生の間に就活する場所を決めてアピールし始めることが重要だと思います!
STEM OPT Extensionについて(理系向け)
もし専攻がSTEM(Science, Technology, Engineering, Mathematics)分野なら、12ヶ月のOPTに加えてさらに24ヶ月延長が可能です。
つまり合計で最長3年間働けるチャンスがあります。
ただし、この場合は以下が条件です:
- 雇用主がE-Verify(雇用認証システム)に登録している必要がある
- 学校に報告する書類が追加される

私はSTEMではなかったのと、2025年現在状況がやや変わり始めているようなので、詳細は学校に聞いてみてね!
OPT期間中の一時帰国について
OPT期間中の一時帰国はリスクがあります。例えばEADカード待ちの学生が一時帰国した場合、OPTの申請を放棄したと思われることがあり、再入国できないリスクがあります。またEADカードを受け取った場合もリスクがなくなるわけでなく、十分な準備が必要であります。
実際私はEADカードを受け取った後、働くまでの1ヶ月ほど一時帰国をしました。(2024年)
その時に準備したものは
- EADカード
- 就職先からのレター(雇用契約は済んでいること、いつから時給いくらで働くかを証明する紙)

実際入国審査の時はパスポートとI-20以外は何も見せなかったし、審査する人もイマイチOPTについてわかっていないようでした。他の人にOPTって入れちゃって良いんだよね?って聞いているのが聞こえました笑
だからこそ審査時は人によるので運が大きいなと感じるので、完璧な準備をしていきましょう。
私の経験からのアドバイス
- 申請はできるだけ早めに!卒業3〜4ヶ月前から動くべし (私は半年以上前から情報収集を始めました)
- とにかく学校側とコミュニケーションを!私の場合はOPTを申請したい人むけのZOOMミーティングが学期ごとにありました。とにかく必要な情報を早めに得ることが重要です!
- 仕事探しは「人脈」が意外と大事。学生期間中に実習などに行ったときはアピールするチャンス!上司の人と仲良くなったり、働きたいアピールをしておくとヨシ!
最新の情報は必ず公式のウェブサイトで確認をしてください。

まとめ
- OPTはF-1ビザの学生が最大12ヶ月間働ける制度
- 卒業後の「Post-completion OPT」が一般的
- 申請には時間がかかるので早めに準備する
- 仕事探しは求人サイト+人脈の両方を活用する
- 将来の移住やキャリアへの大事なステップ
アメリカ留学を考えているなら、OPTはぜひ活用したい制度です。
ただし「準備の早さ」と「正しい情報」が成功のカギになります🌺
MAHALO!


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